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夫婦共働きなのに貯蓄できない?早めに気付いた方がいい、パワーカップルだからこその落とし穴

「夫婦共働きなのに、なぜか貯蓄ができない」

これは以前、筆者が抱えていた悩みです。我が家は数年前まで、夫婦とも会社員という共働き世帯でした。

「毎月の生活には困らないけど、思ったほど貯蓄が増えない」

ほかにも、このような悩みを抱えている共働き世帯の方は多いのではないでしょうか。

なぜなら、収入の多さ=貯蓄の多さではないからです。

この記事では、共働き世帯なのに貯蓄できない原因について、さらに貯蓄を増やす切り口について、筆者の実体験を交えてお伝えしていきます。

ぜひ、参考にしてみてください。

共働き世帯は貯蓄が少ないって本当?

共働き世帯は、片働き世帯と比較すると収入が多い傾向がありますが、それだけでは貯蓄は増えません。

いくら収入が多くても、支出が多ければ貯蓄に回せる分が減るからです。

総務省が行った家計調査の結果です。

【共働き世帯と夫のみ有業世帯との比較】

項目貯蓄平均(万円)年間収入平均(万円)世帯主の年齢平均
夫婦共働き世帯1.37282148.8
夫のみ有業の世帯1,57868449.8

出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」家計調査(総務省)貯蓄・負債編 「妻の就業状態、世帯類型別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高」(2021年)

ここで使われている貯蓄には、預貯金以外にも生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)や有価証券なども含まれるため、注意が必要ですが、調査結果から、共働き世帯は収入が多いものの、貯蓄額は低いという一つの結果が出ています。

共働き夫婦は貯蓄に頼らなくていい?

ではそもそも、毎月まとまった収入がある共働き世帯にとって貯蓄は必要なのでしょうか。

その答えはYesです。

理由を2つ紹介します。

  1. いつまでも仕事があるとは限らない
  2. まとまった資金が必要なこともある

いつまでも仕事があるとは限らない

会社の倒産、人員整理、家族の状況や健康など、仕事を離職する理由はたくさんあります。

よりよい条件の仕事を探すための計画的な離職ならいいですが、予期せぬ理由で急に仕事を手放すことも。

筆者自身、定年まで働くと思っていた仕事でしたが、家族の転勤で退職。

気付けば無職でした。

5年後、10年後も仕事がある保証は誰にもありません。

まとまった資金が必要なこともある

知人の結婚祝いなど冠婚葬祭や、家族旅行といった出費に対しては、貯金がなくても対応可能かもしれません。

しかし、車や家など大きな買い物の場合はどうでしょうか。

とくに家を購入する際。

頭金なしで借入する方法もありますが、借入金額を減らすことで、総支払額が何百万と変わることがあります。

住宅ローン金利も、近年は低金利が続いていましたが、将来の金利については誰も分かりません。

家を購入するにあたって、貯蓄を使うか使わないかはあなた次第ですが、選択肢を持てることは大切です。

共働き夫婦であっても、貯蓄は必要だと言えます。

貯蓄出来ない3つの落とし穴

収入が多い分、貯蓄も増えそうな共働き世帯がなぜ貯蓄できないのでしょうか。

筆者の体験談を元に3つの落とし穴について説明します。

  1. 支出を把握していない
  2. 夫(妻)の収入や貯蓄額を知らない
  3. 買い物がストレス発散になりやすい

詳しくみていきます。

支出を把握していない

我が家が共働きだった頃は、毎月の出費がかさんでも、ボーナスで埋め合わせすることが可能でした。

そのため支出を把握できなくても、何とか暮らしていける。

その結果、家計簿をつけることもなく、出費に対する危機感を持たないまま、細かい支出がどんどん増えていったのです。

夫(妻)の収入や貯蓄額を知らない

以前の我が家は、相手の出費には口を出さないスタンスでした。

自分の給料は自分で好きに使いたかったからです。

また、忙しさを理由に、気にはなっていても夫婦で将来のお金の話題を深めることをしませんでした。

その結果、世帯として貯蓄出来ていない事実に気付かないまま、月日だけが経っていたのです。

買い物がストレス発散になりやすい

当時は、家事や仕事のストレス発散方法が買い物でした。

ストレス発散が目的なので、ウィンドーショッピングでは満足しません。

何かに理由をつけては、自分へのご褒美が増えてしまう。

このように次から次へと買い物をしていたため、貯蓄に回せるお金は減っていく一方でした。

貯蓄を増やす3つの切り口

ここでは筆者が実践した上で、効果があったと感じるものを3つ厳選しましたのでご紹介いたします。

  1. ライフプランを明確にする
  2. 固定を見直す
  3. 給与天引きで自動的に貯蓄するシステムを作る

ライフプランを明確にする

人生には様々な出費がありますが、人生の3大支出と言われる「住宅資金」「教育資金」「老後資金」を押さえておくことが大切です。

ライフプランを立てることで、人生の中でお金がかかる時期や貯めやすい時期が明確になり、人生の3大支出を押さえられます。

下記のようなメリットもあります。

  • 必要な貯蓄額が分かる
  • 家計の収支と向き合える

ライフプラン表の作成方法は色々あります。

  • エクセルなどで自作する
  • シミュレーションサイトを利用する
  • ファイナンシャルプランナーに相談する

家計の収支を調べるなど、家計簿をつけていない方には面倒な作業だと思われるかもしれませんが、それだけの価値がある作業だと思います。

お金に対する漠然とした不安を手放して、早い段階から家族でライフプランを共有することが大切です。

固定費を見直す

貯蓄を増やすために、日々の細かな出費を見直すことも大切ですが、消費行動を変えることは簡単ではありません。

それより簡単で効果が大きいと感じているのは、月々の固定費の見直しです。

たとえば、

  • 携帯を格安SIMに乗り換える
  • 保険を見直す
  • 光熱費を見直す
  • 使っていないサブスクを解約する

行動に移すまでは腰が重いと感じるかもしれませんが、効果はあります。

筆者の場合、携帯は大手キャリアに何故かこだわっていたのですが、格安SIMに変更しても不便さは今のところ感じていません。

もっと早く行動しておけばよかったとさえ思っています。

痛みは少なく、効果が大きい方法だと思いますので、ぜひ実践してみてください。

給与天引きで自動的に貯蓄するシステムを作る

貯蓄において大切なことは、収入-支出=貯蓄ではなく、収入-貯蓄=支出だという考え方です。

毎月、収入から支出を引いて残った分を貯蓄するのではなく、ライフプランを確認することで明確になった、必要な貯蓄額を最初に給与天引きします。

残りが使ってもいい金額ということです。

この方法ですと、使ってもいい金額も明確になるため、罪悪感なくお金が使える点もメリットだと感じています。

まとめ

宝くじにでも当選しない限り、貯蓄が一気に増えることはありません。

毎月コツコツ貯めることが大切です。

このコツコツ期間が長ければ長いほど、無理なく十分な資金を貯められます。

一日でも早めに貯蓄体質を作っていくことが大切です。

「うちは共働きだから大丈夫」はそろそろ卒業してみてはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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