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自己破産した人の生活とは?手取り30万から自己破産に至ったマンション投資の経緯も含めた体験談

人間、明日のことは判らないとよく聞きますが、まさか自分が自己破産するなんて思いもしなかった。

いやTVでそんな人たちの特集を見るたびに何でそうなるわけ?と、軽い蔑視のようなものもあったと思う。

私はその頃10tトラックの運転手をしていて手取り30万以上の給料を貰っていました。

自分の年齢、性別からすると高給取りのほうだと思う。(水商売は除く)

その頃から多少の借金があったりしたけど余り気にしていなかった。なんせ手取り30万超!

ある夜、1本の電話から私の人生が大きく変わっていく。

1本のマンション投資の勧誘電話

「マンション買いませんか?」今思うと若い私にマンションの売買なんて話をしてくるのもオカシナ話。

いつもだったら乗らない話だけどその頃、奥さんのいる人と不倫で付き合っていてその人がマンションを買おうなんて言ってくれて少し舞い上がっていたのかもしれない。

月々の支払い金額はチョットきつめだったけど少々金遣いが荒かったので節約すればいいだろうと軽く考えていた。(彼もいるし)

引越しをして暫くは何の問題もなかったのだけど人生何が起こるか分かりません。

事故によるリハビリ生活

車にひかれてしまいました。足のじん帯を裂傷。それから長いリハビリをすることになってしまった。

保険会社は、4カ月は給料保証をしてくれたけどそれ以降は怪我が感知してから慰謝料込みで支払うと話にならなかった。(リハビリはタダ)・・・。

これ以上借金が増えるわけにもいかずアルバイトをしようと一念発起、夜のお仕事を探す。

家が近いのと昔同じ様なことをやったことがあったのでまっ!何とかなる?と、軽い気持ちも有ったかなぁ。

と、いう事で銀座デビュー!!運がいいことにそこで知り合ったお客様が弁護士と知り合いで紹介してもらいそれ以降は、交通事故は弁護士さんに一任し後に結構な額が口座に振り込まれた。

そのお金で借金を少し返済しようとしたのだけど銀行側からそんなことしなくてもいいと言われそのまま転職を考え学校の授業料に充てたり三味線を習いたくて何を血迷ったのか150万の津軽三味線を買ってしまう。

さらに友達の兄弟がYNに住んでいると聞きつけズーズーしくもNYへGOしてしまう。

慎ましく暮らしていれば何の問題も無かったのかもしれない・・・。しかも、

さすが恐ろしい不夜城銀座。お金持ちの皆々様が毎夜来店し不景気はどこへやら。

女の子もゴージャス(有名ブランドで装飾)な子たちばっかりでなんか自分は田舎者の気分。

悪い意味で感化されてしまい金遣いが荒くなる一方、お客様から結構プレゼントを貰い高いお寿司をご馳走になり自分の力じゃないのにえらい勘違いもはなはだしいついつい借金なのに高価な物を衝動買いして借金が増える一方なのでした。

親友が言うには高価な物(数万円)を気軽にホイホイと買っていたそうな。恐ろしい。

夜の仕事から昼の仕事へ

夜のお仕事は、色々あり辞めて昼の仕事にチェンジ。

昼の仕事だけでは、やっていけないので休みの日も仕事をしながらの生活。

この頃に今の旦那と知り会い結婚。(借金のことは内緒!悪妻!!)

でも、いつまでも内緒にしておけるわけも無くほどなくして暴露!でも旦那はなにも言いませんでした。

私は、もともとうつ病を持っていてそれが悪化していきしょっちゅう倒れては病院へ行くを繰り返し仕事もままならなくなり程なくしてクビ。自分が働いていたらそのお金で借金は返せたのだけど高給取りの旦那でも一人の給料じゃやっていけなかった。

旦那も借金あったみたいだしね。

そのうち旦那の会社でひと悶着あり旦那まで鬱症状になり旦那も退社するという恐ろしいことになってしまった。

お金が回らず自転車操業の生活になる

もうそうなると自転車操業の生活に・・・私は仕事を探しまくりなんとか仕事をゲット。働き始めるが足りるはずないんだよね。

旦那は昼夜問わず寝ている状態。借金の催促の電話がしょっちゅう鳴っていたそう。

そんなんじゃ鬱が良くなるわけないよねぇすまん旦那。私と出会わなければこんな目にあってなかったのに。

後悔ばかりしているとなかなか気分が上がらず薬の量だけ増えていく私。

そんな状況が何か月か続き旦那の友達が行政書士を紹介してくれた。

未だその頃は、過払い金なんて言葉は世間に浸透しておらず私たちも初耳だった。

600万円の過払い金請求を依頼

旦那の過払い金を調べたところ600万近い過払い金があるとのこと。

幾らかは忘れてしまったけど過払い金も額が高いと行政書士では扱えないんだそうで弁護士を紹介してもらうことになった。金額の少ない数社のみ行政書士の先生にお願いすることになった。

と、そこで真面目に生活すればいいのに懲りない私たち?

仕事が終わり旦那に帰るコールをすると決まってパチンコの音。そのままパチンコ屋へ合流。

勝っても負けてもそのまま飲み屋へ1杯どころか大分ひっかけてタクシーで帰宅。

毎日、毎日同じことを繰り返す。無くなるよねお金そんなことズーットしていたら。

しかも、私2度目のもらい事故で旦那が過払い金を受け取った前後に慰謝料を貰っていました。

そのお金もテレビやipad、プリンター、パソコンの購入に充てたりなんか色々使ってしまい残りわずか、旦那は相変わらず仕事を探さないでお金が無くなったらまた昼夜寝込んでいる始末。

出会い系メールの詐欺に騙されてしまう

そのうち私の携帯に出会い系のメールの案内が来た。そんなところ利用したことが無いのに。

普通だったら騙されないのだろうけど私もまともな判断がつかなくなっていてきていて騙されてしまう。

しかも、PCのメールにも同じような文面が届きこれでお金が入れば問題一気に解決と愚かなことを考えてしまいまたお金を支払ってしまう。

だけど3回目のPC詐欺は、証拠を揃えておいたので「消費者生活総合センター」に相談の電話をした。

大体、証拠を揃えておくこと自体それが詐欺だって分かっていたんじゃないかと思うとホントにまともな思考ができなくなっていたんだなと思うと自己嫌悪で気が滅入るばかり。

でも、不幸中の幸いで相談にのってくれた人が詐欺被害より借金のことをまず先に解決しないと破綻すると言われ明日無料で弁護士に相談することが出来るコーナーを開設するので相談しに来た方がいいと言と勧められる。

平日なので旦那に頑張って行ってもらうことにする。

その後、自己破産→生活保護→現在に至る。

今は貧乏だけど借金に追われることもなくなって旦那もうつ病を脱して元気になってくれた。

時々、チクッチクッと昔のことを言われてしまうけどね。

あの頃の借金は4,000万近くあったのは今でも思い出すと戦々恐々とします。

まとめ:リアルな体験談まとめ

この記事では、実際にネット詐欺の被害にあった筆者の体験談をリアルな実経験をもとに掲載しています。

同じような境遇の方のお役に立てればと思います。

何か不明点や質問、ご自身の体験談も別の誰かに伝えたい、投稿したいという方がいれば、当サイトのお問い合わせからご連絡ください。

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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