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【投資信託】含み損から学んだこと!「失敗」はしても「損」をしなかった理由【体験談】

今年に入ってからの世界的政情不安を切っ掛けに株式市場は暴落、投資界隈には暗雲が立ち込めています。

「持っている投資信託の評価額がどんどん下がっている!このままじゃ大損だ!」

「これ以上下がる前に利益確定した方がいいんだろうか?」

投資を始めたばかりの初心者がこのような荒れた相場を体験したら、所有している投資商品を売却したくなったとしても無理はありません。

これから将来のために投資を始めようとしていた矢先に、冷や水を浴びせられて投資意欲を失ってしまった人もいるのではないでしょうか。

いつ終わるのかも分からない下落相場では、不安を感じたりパニックになったりもするでしょう。

【体験談】投資信託で含み損が出た時の対処方法

かくいう筆者も、リーマンショック時に所有していた投資信託で含み損が出て、相場から逃げ出してしまった苦い体験があります。

そこで投資信託で含み損が出た時の対処方法と、心構えをお伝えします。

皆さんが投資にチャレンジする勇気と、「投資の握力」を上げる手助けになればと思っています。

1.みるみる膨らむ含み損に耐えきれず売却?それとも

投資の知識ゼロの筆者が、見よう見まねで投資信託を購入したのは2007年のことでした。

まだ今のような投資環境の整っていない時期でしたが、未来の自分のために毎月少額の積み立て投資を始めたのです。

考えに考えて決めた、全世界に投資するバランスファンドを長期運用するつもりでした。

少ない金額ではありましたが、毎月の給料から積み立て、ボーナス時には奮発して数十万単位の入金もしました。

こうして意気揚々と投資の世界への第一歩を踏み出した筆者は、2008年にリーマンショックに襲われます。

運悪く円高も重なり、証券会社の私の口座は、あっという間に含み損が膨らんでいきました。

頻繁に証券口座を見ては、その度にがっくりと肩を落としたものです。

暴落直後は投資額を減らしながらも投資を継続していましたが、長引く市場の低迷にいつの間にか積み立てをすることを止めてしまいます。

売却も何度か考えましたが、筆者は投資信託を持ち続けることを選択します。

ですがその後も投資信託は低調を続け、実に5年もの長きに渡り日の目を見ることがなかったのです。

2.投資信託で含み損が出たら絶対にやることとできること

結論から言えばたとえ含み損が出ていても、投資信託は売却せずに持ち続けるべきでしょう。

ただしどのような投資信託でもいいというわけではありません。

あなたの投資目的に沿った、優良な投資信託であることが大前提です。

そうは言っても保有している投資信託が日々下がっていくと、「もう相場は回復しないのかもしれない……」と悩むこともあるでしょう。

そのような時こそ初心に戻ることが大切です。

投資の目的、運用期間、資産の配分を見直してみてください。

リスクを取りすぎていませんか?そもそも投資額に無理はないのでしょうか。

多様な生き方が混在する現代社会で、結婚や転職など個々人のライフイベントは多岐にわたります。

様々な人生の局面で、私たちを支える柱となってくれるものが資産でしょう。

ポートフォリオこそが資産運用の肝です。

誰かの真似ではなく、現状の自分に合ったポートフォリオを考えることが大切です。

次にポートフォリオを踏まえて、実際に下落相場で出来ることを4つ見てみましょう。

①保有し続ける

②追加購入

③売却

④一部売却

いかがですか?

このようにして見ると、投資信託において下落時に出来ることは、限られているのが分かるのではないでしょうか。

自分のポートフォリオを念頭に置き、冷静な投資行動を心掛けてください。

3.大損せずに済んだ理由

意外に思われるかもしれませんが、筆者はリーマンショック時に含み損を経験しても損をすることはありませんでした。

厳しい相場環境に右往左往するばかりで、経験も覚悟も足りなかった筆者を救ったのは何だったのでしょう?

①当時選んだ投資信託が悪いものではなかった

②完全な余剰資金で行っていたため、含み損が大きくなっても売却せずに済んだ

まず①ですが、これこそポートフォリオの見直しを強く勧める理由です。

長期運用に耐えうる優良な投資信託であったからこそ、長い低迷の後に評価額を戻すことができました。

もし全くの初心者である筆者が、選別の難しい個別株やテーマ型の投資信託を選んでいたら、ハズレを引いて大損していたかもしれません。

次の②に関しても、起こりうるライフイベントに左右されにくい余剰資金を使っていたからこそ、売却することなく投資信託を保有し続けられたのです。

もし投資資金が近い未来に使う予定のあるものだったら、きっと損切りしていたことでしょう。

適正なリスクを取っていたからこそ、大きく損をすることなく済んだのです。

4.失敗から学んだこと、これからの目標

株式市場で暴落が起こることは、私たちの責任ではありません。

どうにもならない部分が大半です。

ですが、その後の対応は個人でもコントロールできるでしょう。

最後に筆者が後悔していることにも触れておこうと思います。

それは「積み立てをストップしてしまったこと」と、「含み損がなくなった段階で、早々に売却してしまったこと」の二点です。

これらは投資理念がぶれてしまったことが原因でした。

「世界経済は今後も右肩上がりで発展する」という言葉を信じて投資を始めたのに、それを信じきれなかったのです。

現在はNISAや積み立てNISA、iDeCoなどの優遇制度も整い、私たち個人投資家には良い時代になってきました。

2024年以降、新しいNISA制度も始まります。

これから資産運用は一部の人たちが行うものではなく、国を挙げての国民の必須教科になっていくのではないでしょうか。

そうなった時に慌てることなく資産形成ができるように、今から準備していきたいですね。

ライター:原口あき子

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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