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個人M&Aの失敗事例から学ぶ成功ポイントとは?注意すべき点も解説

終身雇用制度が崩れ始めた昨今。働き方は多種多様であり、それはコロナウイルスの到来とともにさらに加速しています。

会社員として生涯働いていけるのだろうか?もっと違う世界があるのではないか?そういった不安、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では1つの提案として、個人M&Aについて紹介していきます。

M&Aと聞くと、大企業だけの話のように思うかもしれませんが、決してそうではありません。個人M&Aの失敗事例から注意点、成功するためのポイントまで記載しておりますので、是非最後までお読みください。

個人M&Aの失敗事例

個人M&Aを成功させるには、失敗事例を参考にする必要があります。失敗事例には必ず成功のためのヒントが隠されているものです。

今回は二つの失敗事例を取り上げたいと思います。

1.コールセンターを授受した男性の事例

大手M&Aプラットフォームのサイトを利用し、コールセンター事業を買収した男性の事例です。

この男性は自己啓発本を読み、起業への憧れから、毎日プラットフォームの新着案件をチェックしているほど買収意欲が高い人物でした。とはいえ、専門的な知識や得意とする分野は特に持ち合わせていませんでした。

男性自身そのことを理解していたため、まずはある程度自走可能な事業を探していました。実際にコールセンター事業の買収まではスムーズに進みましたが、自身とは畑違いの分野では人脈もツテもあるわけはありません。

男性自身は手をかけることがなく、またどうやって手をかけたら良いのかすら分かりませんでした。営業活動も協業会社に任せっきりで、最終的には投資案件のようになってしまったのです。

その後、協業会社が自前でコールセンターを立ち上げるという情報が入り、閉業を恐れた男性は協業会社に買収したときよりも遥かに少ない金額での売却を決意。100万円ほどの損失を出す結果となりました。

2.メンズエステを授受した男性の事例

業界でもまだまだ市場に開拓の余地があると言われるメンズエステ事業を買収した男性の事例です。

男性は1日1人お客がつけば黒字になるなどの謳い文句に魅かれ、買収を決意。その店舗はまだ稼働したばかりで、経営が安定していない状態でした。事業自体にも男性自身にもノウハウがない中の買収となったのです。

男性は買収後、すぐさまセラピストの採用、顧客の集客業務に追われることとなりました。

採用については、給与を高く設定したため、セラピストは徐々に増えていきました。

しかし、集客の方で広告料など想定外に費用が掛かることが判明。経営を持続させる資金も尽き、あえなく閉業を決意したのでした。

個人M&Aの注意点とは?

少子高齢化の日本において、事業承継を望んでいる会社は数多くあります。

ですが、たとえ買収できたとしてもそれだけで経営が成功するわけではありません。買収はスタート地点にたつことなのです。以下に個人M&Aの注意点について、記載していきます。

1.経営者としての覚悟があるのか

先ほども触れましたが、個人M&Aにおいて買収はゴールではありません。スタートなのです。

それは会社員とは違う経営者としてのスタートです。何が起きても売上が上がらなくても失敗を誰かのせいにすることはできません。

経営者であるあなた自身の責任になります。従業員がいるような会社を買収すると、社員の生活、未来までも背負うことになります。あなたにその覚悟があるのか、もう一度胸に問うてみてください。

2.自分の得意としている分野・業界かどうか

買収しようとしている会社、事業はあなた自身の得意な業界、分野の会社でしょうか?

事業内容に精通してますか?会社員時代に築いてきた人脈、ノウハウを活かせるでしょうか?これらの疑問に詰まるようであれば、一度検討し直すことをおすすめします。

単に手元に余剰資金があるから、興味のある業界だからといった安易な考えでは事業を継続することは難しいのです。

個人M&Aで失敗しないためのポイント

失敗事例、注意点について執筆してきたところで、ここからは個人M&Aで失敗しないためのポイントについて説明していきます。

1.専門家に相談する

会社員から経営者になるといっても何も1人で全てを抱え込む必要はありません。

責任は経営者が負いますが、業務は積極的に振りましょう。また分からないことは専門家に相談する、第3者に聞くといった謙虚さも必要です。例えば買収の段階でも、東京都事業承継・引継ぎ支援センターといった公的機関を無料で利用することができます。

譲渡契約書作成といった内容でも相談できますし、どんな些細なことでも一度相談することをおすすめします。

2.事業に対しての情熱を持つ

詰まるところ、事業に対しての情熱があるのかどうか、すなわち気持ちが大切です。

個人M&Aは一からの起業とは異なります。事業がある程度軌道に乗っていたり、ノウハウを引き継ぐことができるのがメリットです。ですが、自分が1から作った事業ではない分、買収したばかりの時は愛着が持てないこともあります。

相当の覚悟、情熱がないと、経営が苦しくなった時に乗り切れなくなります。自分が本当にやりたいと思っている事業なのか、情熱を燃やし続けることができるか、今一度自分を顧みてください。

まとめ:情熱があるのなら個人M&Aにチャレンジする価値あり!

ここまで失敗事例と注意点を中心に個人M&Aについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

自身の得意な分野、人脈、ツテを活かせる、そして何より事業に対して情熱を持っているのなら、挑戦する価値はあります。

少子高齢化により、日本の未来は暗いと言われています。日本の明るい未来への担い手として是非挑戦してください。

ライター名:ようじろう【FP2級は非課税世帯】

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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