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【住宅ローン審査で後悔】奨学金を借り換えた私が伝える失敗談

「奨学金の返済額が大きくてなかなか貯金や投資ができない・・・。

奨学金の借り換えで返済額を減らせると聞いたけど、実際どうなの?」

このような悩みを解決します。

この記事を書いている私は、妻の退職を機に奨学金借り換えローンを利用。

後に住宅を購入した際に「もっときちんと考えるべきだった・・・」と後悔した経験があります。

そこで、この記事では私の経験を活かして、以下について解説します。

  • 奨学金を借り換えるメリット
  • 奨学金を借り換えるときの注意点
  • 奨学金の借り換え以外で返済負担を小さくする方法

この記事を読むことで奨学金の借り換えで後悔せずに済むため、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

【体験談】奨学金借り換えにより住宅ローン審査においてピンチになる

妻の退職を機に、返済負担を少しでも減らすために労金の奨学金借換専用ローンを借り入れました。

借入額は約300万円で、私の給与から天引きされます。

金利が1.4%から1.0%に下がったことで、返済総額が10万円ほど小さくなりました。

ところが、デメリットをよく調べなかったことが失敗でした。

半年後、たまたま気に入った土地が見つかり、注文住宅を建てることになったためです。

住宅メーカー営業担当曰く、奨学金は住宅ローン審査に影響しないとのこと。

これが営業担当の勘違いでした。

奨学金であれば問題ありませんが、奨学金借換ローンは住宅ローン審査に影響します

年収に対し返済比率が大きいため、希望の金融機関では審査に通らないことがわかりました。

別の金融機関で借りることはできましたが、当初希望していた金融機関と比べて、金利が0.1%ほど高くなりました。返済総額で約100万円の違いがあります。

奨学金借り換えについての調査不足が招いた失敗でした。

奨学金を借り換えると住宅ローン審査や自動車ローン審査に悪影響がある

住宅ローンや自動車ローンなどの審査において、金融機関は他の借り入れ額を把握し、年収に対する返済比率を確認します。

日本学生支援機構の奨学金は返済比率に含まれないケースがほとんどですが、借り換えローンは別。通常のローンと同じように扱われ、返済比率が高くなる場合は審査に通らない場合があります。

今後、住宅ローンや自動車ローンを利用する可能性がある場合は注意しましょう。

奨学金の借り換えは手数料にも要注意

奨学金を借り換える場合、金融機関によっては事務手数料がかかります。

金利が下がっても、事務手数料が高いと返済総額は小さくならない可能性があります。

奨学金を借り換える3つのメリット

  1. 返済額や金利が下がる場合がある
  2. 家族の返済を肩代わりできる
  3. 返済期間の見直しができる

1つずつ解説していきますね。

1. 返済額や金利が下がる場合がある

金融機関によっては、奨学金よりも低金利で借り入れができます。

金利が低くなることで、返済月額や返済総額を抑えられる可能性があります。

例えば以下のケースの場合、返済総額は約10万円小さくなります。

  • 奨学金の金利:1.4%
  • 借り換え後の金利:1.0%
  • 借入額:300万円
  • 残り返済年数:15年

※借り換え時の諸費用は除く

2. 家族の返済を肩代わりできる

配偶者や子どもの収入事情によっては、返済を肩代わりしたいケースがあります。

自分名義のローンとして借り換えを行うことで、配偶者や子どもの負担を減らせます。

3. 返済期間の見直しができる

日本学生支援機構の奨学金の場合、ある程度以上の借り入れ額になると返済年数は自動で20年に設定されます。

しかし、就職後の収入事情によっては返済期間を見直した方が良い場合もあるでしょう。

奨学金の借り換えを行うことで、返済期間を改めて設定できます。

奨学金の借り換え以外で返済負担を小さくする3つの方法

収入事情などにより毎月の返済額を抑えたい場合、日本学生支援機構からの奨学金であれば以下の方法があります。

  1. 減額返還制度を利用する
  2. 返還期限猶予制度を利用する
  3. 所得連動返還方式に変更する

1つずつ解説しますね。

1. 減額返還制度を利用する

災害・傷病・その他経済的理由により返済が難しい場合を対象として、一定期間の返済月額が2分の1または3分の1に減額されます。

減額の期間は1回の申し出につき12ヶ月で、最長で15年間利用できます。

制度を利用しても返済総額は変わらない点は注意しましょう。

2. 返還期限猶予制度を利用する

災害・傷病・その他経済的理由により返済が難しい場合を対象として、返還期限が一定期間延期されます。

延期される期間は1回の申し出につき12ヶ月で、最長で10年間利用できます。

減額返還制度と同様、返済総額は変わらない点は注意しましょう。

3. 所得連動返還方式に変更する

2017年に新たに設けられた返済方式で、第一種奨学金が対象です。

従来の返済方式である定額返還方式は、借りた総額に応じて返済月額と年数が決まります。

一方で所得連動返還方式は、前年の収入に応じて返済月額と年数が決まります

したがって、収入が低ければ定額返還よりも返済月額が小さくなり、逆に多ければ定額返還よりも返済月額が大きくなります。

注意点として、定額返還方式から所得連動返還方式に変更するためには保証料の一括支払いが必要です。

まとめ

奨学金を借り換えると、住宅ローンや自動車ローンが借りられなくなる可能性があります。

また、借り換えの際は事務手数料にも注意が必要です。

奨学金を借り換えるメリットは次の通りです。

  1. 返済額や金利が下がる場合がある
  2. 家族の返済を肩代わりできる
  3. 返済期間の見直しができる

日本学生支援機構の奨学金の場合、借り換え以外で返済負担を小さくするためには次の方法があります。

  1. 減額返還制度を利用する
  2. 返還期限猶予制度を利用する
  3. 所得連動返還方式に変更する

自分に合った方法で奨学金の借り換えを行い、少しでも返済負担を減らしたいですね。

ライター名:熊沢タイキ

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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